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私は、高いプロ意識で
ヘルスケアの未来を動かしている

S.Y.|フィールドエンジニア職2022年 新卒入社

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S.Y.|フィールドエンジニア職

2022年 新卒入社

H.U.フロンティア株式会社

院内ソリューション開発本部 技術サービス部 東京TR課

理工学部 卒

※所属は取材当時の情報です。

profile

  1. 01

    現在の仕事

    検査用機器の専門エンジニアとして
    医療に欠かせない検査を支える

    祖母が病気だったことや、私自身もアレルギーで通院しがちだったこともあり、子どもの頃から病気について本で調べるなど医療に興味を持っていました。大学はモノづくりが好きだったことや、将来を考えて、医学だけではなく工学も学べる生体医工学の分野に進学。卒業後は医療機器などに関わる仕事に就きたいと考えていました。就職活動は、コロナ禍で世間が「検査」に注目していた時期だったこともあり、「検査用機器」で企業を調べてみたところ、最初に目にしたのが、感染症の検査などで世の中に大きく貢献しているH.U.グループでした。なかでも、フィールドエンジニア職は、生体医工学の学びを活かせる仕事。医療に欠かせない検査を縁の下から支え、病気などで不安を抱える人たちの検査結果を待つ辛い時間を少しでも短くすることにも貢献できると考え、入社を希望しました。

    フィールドエンジニア職の主な役割は、病院や検査センター、保健所などで臨床検査技師が使用する検査用機器の定期メンテナンスと、その機器に不具合が発生した際の現場での修理対応です。私の担当は静岡・神奈川県の約40施設。一年に一度の定期メンテナンスで各施設を訪問するほか、トラブル発生時は必要な道具を持って現場に駆けつけ、原因を探りながら機器の不具合を解消し、復旧させることがミッションです。検査用機器を止めることは、患者さまへの報告が遅れたり、時として患者さまの命に関わることもあるため、現場ではよりスピーディに、正確に作業を行い、少しでも早く復旧させることを常に心がけています。

  2. 02

    私のやりがい

    プロとして、現場では冷静な判断と正確な報告を

    現場で発生するトラブルは、部品交換から工具を使った修理が必要なもの、ソフトの不具合解消などさまざま。連絡を受けた際は過去の作業報告書などから、ある程度原因を想定して駆けつけますが、時には現場に行って機械を調べてみても、原因がわからない場合があります。そんな時でも、焦って作業を行い、検査精度が悪いまま復旧しては本末転倒です。わからないことは先輩に電話で聞きながら、一つずつ原因を探り、考えられる要因を一つずつ排除していく。現場では私一人だからこそ、冷静な思考と判断、行動力が求められます。また、各施設の臨床検査技師をはじめとしたお客さまとしっかりコミュニケーションを取ることがトラブル解消をスムーズにします。「原因はこれなので、復旧にはこれくらいの時間がかかりそう」「今回は部品交換で解消しましたが、もし同じエラーが出たら、次はこんな方法で別の原因に対応してみます」といったように、検査が止まって不安なお客さまの気持ちも理解した上で、途中経過や修理内容を正確に報告することも現場では大切だと考えています。

    元々機械やコンピューターをいじるのが好きだったこともあり、自分でトラブルの原因を突き止め、無事に解決できた時はうれしいですし、達成感がありますね。修理後にお客さまから、「助かった」「ありがとう」といった言葉をかけてもらえたときにもやりがいを感じます。さらに、復旧後の検査用機器に患者さまの検体が次々と流れていく様子を見ると、「これだけ検査が止まっていたんだな…」と、自分の仕事が医療に大きく関わっていると感じます。どんな検査用機器でも何らかのトラブルは発生します。だからこそ、知識や技術を駆使して、止まってしまう時間を少しでも短くする。そして、お客さまやその先の患者さまの不安を少しでも取り除く。そんな医療を支える検査用機器のプロ意識を常に持って、過去の事例を確認したり、検査項目や試薬の知識も勉強したりと、普段からスキルアップに取り組んでいます。

  3. 03

    今後の目標

    導入が加速するIT技術も強みに
    周りから頼られる人材を目指す

    現在の主な担当機種は、主力検査機器のルミパルスシリーズの3種類です。担当以外の機種にも詳しくなりたいのですが、その一方で、特定機種のスペシャリストとして活躍したいという想いも。同じ課の先輩は、ある機種について全国のフィールドエンジニア職社員から難しい修理の相談や問い合わせを受けるなど、圧倒的な知識と技術で周りから一目置かれています。そんな先輩のように、この機種のことなら…と周りから頼りにされる人材になっていきたいです。また、同じ部署から新機種の企画に携わる部署に異動した先輩もいます。現場をよく知るフィールドエンジニア職を経験した社員のアイデアは、よりよい新製品を生み出すことにつながるはずです。チャンスがあれば、私も挑戦したいですね。

    最近では、現場の機器の状態やエラーの履歴といった情報を社内で確認して修理の準備ができるなど、業務のIT化が進み、トラブル対応の時間短縮が図られています。東京では新たな取り組みとして、お客さまにスマートグラスをかけてもらい、遠隔からのサポートでお客さま自身に簡易的なメンテナンスをしてもらう仕組みの試験運用にも取り組んでいます。ますます加速するIT技術の導入は、効率よく、短時間でトラブルを解消するためのもの。私たちの働き方にもメリットになる取り組みだけに、この分野の知識も積極的に学んでいきたいですね。その一方で、細かな現場対応やお客さまとの関係づくりなど、医療現場に近い私たちだからこそできることも。IT技術と対人スキル、2つの強みを発揮することで、これからの医療現場を支えていきたいと思います。

私を動かしているもの

  • 知識技能の向上50%

    入社後、工具の名前から使い方、注意点まで一から学び、検査用機器を修理する技術力を身につけてきました。それ以外にも機器そのものや検査項目、試薬の知識、医療・検査業界の動向など、知識も身につけることで、できることがどんどん広がり、お客さまからも信頼されるように。最近では道筋を立てて原因究明する力も身についてきました。

  • 仲間25%

    TR課では月2回のミーティングや、チームチャットでトラブル事例を写真とともにアップするなど、メンバー間の情報共有に力を入れています。また、トラブルが重なった時は、チーム内での助け合いも欠かせません。現場では一人で作業していますが、いつでも頼れる先輩や仲間がいることは大きな支えです。

  • プライベート25%

    人の健康に関わる仕事だからこそ、まず自分が健康な状態でいることを心がけています。仕事で運転する機会も多いので、睡眠も大切。オンオフのメリハリをつけて、プライベートの時間は全力で楽しみ、心身をリフレッシュしています。

column

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