People 03

私は、経験に基づく対応力と責任感で
ヘルスケアの未来を動かしている

R.I.|検査職2018年 新卒入社

R.I.|検査職

2018年 新卒入社

株式会社エスアールエル

検査統括本部 首都圏検査部 千葉検査課

臨床検査学科 卒

※所属は取材当時の情報です。

profile

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    現在の仕事

    正確かつスピーディな検査で、
    医療の現場を縁の下から支える

    母が健診センターに勤めていたこともあって、幼い頃から医療業界で働き、病気や怪我で大変な思いをしている人の力になりたいと考えていました。高校生になって、母に将来を相談したところ、医療に関わるさまざまな職種を教えてもらいましたが、なかでも興味を持ったのが臨床検査技師でした。検査結果が治療方針などに大きく影響する重要なポジションだと知り、縁の下で医療を支える役割が自分に合っていると感じたのです。

    臨床検査学科に進学後、講義や病院実習を通じて、できるだけ多くの症例を見て、経験を得ることが必要だと痛感しました。そのため、「臨床検査技師として多くの経験が積める」ことが就職活動での大きな軸に。エスアールエルは1日20万件以上の検査を受託し、遺伝子検査などの特殊検査領域にも強みを持っています。臨床検査に関わる専門資格取得の支援体制も整っており、さまざまな検査や症例を経験しながらステップアップできると考え、入社を決めました。

    エスアールエルに勤務する臨床検査技師の中には、グループの中核施設である「H.U. Bioness Complex(Akiruno Cube)」をはじめとした、各地域の検査センターで働く社員もいますが、私はある大学病院内の検査室-ブランチラボ-に所属しています。院内で採取した検体の、主に生化学・免疫血清分野の検査を担当。自動分析機を使って測定し、結果を確認・報告することはもちろん、検査前の検体の仕分けを行う受付や、医師・看護師からの問い合わせなど、ブランチラボの幅広い業務を任せてもらっています。検査は多いと1日500件を超える日もありますが、分析機の定期的なメンテナンスといった精度管理にも気を配りながら、正確かつスピード感を持って業務に取り組んでいます。

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    私のやりがい

    正しい検査報告が、正しい治療方針につながる

    ただ検体を分析機にかけ、データを取るだけなら、誰にでもできる仕事です。臨床検査技師の大切な役割は、検査結果の間違いやおかしな点に気づくこと。医療行為は人が行っている以上、ヒューマンエラーは起こりえることを前提に、検査結果を丁寧に確認することを心掛けています。実際、検体の取り違えなどが原因でデータに不備が出てしまい、治療の遅れにつながってしまったケースも聞きます。数多くの検査結果に目を通すなかで、何かおかしいと違和感に気づく力を、知識や経験を積み重ねて高め続けることが、万が一を極力減らし、病気の早期発見・早期治療にもつながるはずです。ある患者さまの治療前後のデータを見比べたときには、問題のあった数値の良化が確認できることも。責任を持って迅速に報告した自分のデータを元に適切な治療が行われたことが、間接的であってもわかる瞬間があります。正しいデータを報告することの重要性と同時に、自分の仕事が患者さまの治療につながり、医療に貢献できていることが感じられます。

    医師からの検査結果の質問や数値の解釈といった問い合わせに、迅速に対応できたときもうれしい瞬間です。特にブランチラボでは、夜間・休日での緊急検査を行う当直業務があり、救急外来や入院患者さまの急な病変があったときにはスピーディな対応が求められます。当直業務はある程度の経験を積んだ臨床検査技師が担当しますが、初めて当直を任されたときの緊張感は今も忘れられません。ときには1分1秒を急ぐような対応を求められることもありますが、検査報告後の「治療方針を決定できた。急いでくれてありがとう」といった医師からの言葉が励みになっています。

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    今後の目標

    知識と経験を積み重ねて、頼りになる人材に

    入社後に緊急臨床検査士の資格を取得しましたが、さらなる知識向上を目指して、生化学や免疫血清分野の二級試験などにも挑戦したいと考えています。資格は業務の幅を広げられるだけでなく、取得までのプロセスを通じて多くのことが学べます。会社では二級試験やより上位資格の認定試験に向けた勉強会を定期的に開催していますが、日程的に参加が難しくてもオンラインの記録を見返すなど、積極的に活用しています。領域を広げ、生化学・免疫血清分野以外の検査を担当することも目標の一つ。いつも相談に乗ってくれる周りの先輩方のように、どんな分野の検査でも担当できるような、頼りになる臨床検査技師になることが目標です。

    また、ブランチラボの中核を担えるようなマネジメント力も身につけていきたいと考えています。というのも、前の配属先で、ある病院の検査室の立ち上げに参加した際に多くの人を巻き込みながら仕事を進めることの大切さを感じたからです。検査室の設備やシステムの構築、病院担当者さまとの対応といった業務は、他部署の社員はもちろん、さまざまな医療関係者と関わることが多く、視野を広げる貴重な経験になりました。マネジメント力は一朝一夕で身につくようなものではありませんが、この場所で経験を積み、ステップアップをしながら、ブランチラボの運営・管理といった面でも頼られるような人材になることを目指します。さらに、機会があれば検査室の垣根を越えて、いろいろな部署と一緒に仕事がしたいです。

私を動かしているもの

  • 患者さまへの想い50%

    幼い頃から抱いていた「病気や怪我で大変な思いをしている人の力になりたい」という気持ちは、臨床検査技師として医療の現場を縁の下から支えている今も変わりません。私の原点であり、仕事の大きなモチベーションとなっています。

  • 知識の向上20%

    初めて経験した症例で対応に迷うときもありますが、検査業務を通して毎日新しい発見や気づきがあることが成長の糧に。医師からの問い合わせに対応できるよう、さらに知識を増やしていきたいです。

  • 上司・先輩の活躍10%

    悩んでいるときに解決策を共に考えてくれる上司や先輩は、私が目指す臨床検査技師の理想像。気軽に相談できる環境を作ってくださる先輩方にはいつも感謝しています!

  • 同期の活躍10%

    お互いに高め合える同期の存在には、いつも励まされています。「○○があの資格を取ったよ」みたいな噂が聞こえてくると、ライバル心がむくむくと…。

  • 世界情勢10%

    新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経験し、医療業界をサポートする会社やH.U.グループの役割の大きさをあらためて認識しました。今後発生しうる新たなパンデミックにも対応できるよう備えたいです。

column

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