事業紹介

検査事業においては、全国の医療機関から毎日20万件以上の検査を受託。検査結果を早く正確にお届けするため、集荷体制を整備し、検体をお預かりする際の保存温度別輸送BOXや全自動で検査が行われるラボの実現に向けたシステムを独自に開発しています。また、医療の高度化にともないプレシジョン・メディシン（患者さまの遺伝子情報などを含む詳細情報をもとに行う個別化・最適化された医療）に欠かせないコンパニオン診断関連検査やゲノム解析など、先進医療を支える検査サービスを他社に先駆けて導入することにも努めています。

さらにDXを推進し、企業や生活者向けのソリューションの充実にも取り組んでいます。健康・医療サービスのデジタルプラットフォームを提供する事業や、セルフメディケーションや疾病予防、健康増進の取り組みを通じて幅広い世代の生活者に最適なヘルスケアをお届けする事業など、ユニークな事業も展開しており、グループ会社の総合力でヘルスケアとICTの融合による新たなサービスを提供しています。

IVDにおける成長のエンジンは、研究開発力（R&D）です。継続的なR&Dの強化で他社にないOnly One項目をいち早く製品化。日本国内での販売拡大を進め、自社プラットフォームの活用により項目の価値を実証した上で、世界の診断薬企業とのパートナーシップを通じて、CDMO(受託開発製造)事業モデルにより世界へ拡げています。

1995年にアルツハイマー病関連検査試薬を開発･販売してから四半世紀余。神経疾患（ニューロロジー）領域のリーディングカンパニーとして、検査試薬の研究開発と項目ラインアップ強化へ挑戦し続けています。

独自の全自動化学発光酵素免疫測定システムを展開しており、このプラットフォームは25年以上にわたり医療機関や検査センターを支え続けています。また、化学発光法の検査感度で限界のある項目について、従来の数十倍の検出感度達成が見込まれる新たなプラットフォームおよび試薬の上市を目指し、開発を進めています。

1997年には、迅速診断キットを発売。特別な検査機器を要さず、簡便に結果を得られることから、インフルエンザ・新型コロナウイルスなどの感染症の迅速診断キットとして、病院・クリニックなどで広く活用いただいています。

日本ステリは、病院内の中央材料室における院内滅菌、自社センター内(全国8ヵ所)での院外滅菌を中心に、手術業務支援や内視鏡室支援サービス、医療機器保守点検、院内物流管理搬送サービスなど、病院経営に関わる重要な業務をサポートすることで、医師や看護師のみなさまが医療に専念できる環境づくりに貢献しています。

ケアレックスでは、指定福祉用具貸与事業者さまを通じ、高齢者のみなさまに安全で安心な福祉用具を供給する「レンタル卸事業」を行っています。福祉用具の洗浄、消毒、整備という一連の業務を担い、安全かつ最良の品質で大きな安心をパートナーである指定事業者や利用者の方々へお届けします。

これからの医療は、治す医療から治し支える医療へ、病院中心の医療から地域全体でみていく地域完結型の医療へと変わっていきます。ケアレックスは訪問介護を中心とした在宅サービス事業を通じて、個々人が住み慣れた場所で最期まで豊かに生活できるよう、利用者・家族の方々に寄り添い全力で支えます。