Exosome


H.U.グループ中央研究所製
Exosome/EVs関連基盤技術EViSTEP®
Exosome/EVs関連基盤技術
高効率に再現性高くExosome回収が可能な独自技術を開発
さらに試料からのExosome回収を完全自動化

近年Exosome研究は、医療分野における診断・治療領域で注目を浴びており、様々なExosome回収法・回収キットが開発されています。しかしマニュアル作業が多く、データの再現性が問題になっています。弊社が開発したExosome/Extracellular Vesicles関連基盤技術『EViSTEP®(Extracellular Vesicle isolation and Storage Technology Platform)』は試料からのExosome回収の現状を大きく飛躍させることに成功いたしました。
弊社固有の回収技術を用いることで、従来技術よりも高回収率を実現し、さらに再現性の高い研究データが取得可能となるExosome全自動回収機「Autoevis®」によって試料からのExosome回収を完全自動化。
「EViSTEP®」を通して、Exosome研究のさらなる発展に共に貢献していきませんか?
弊社の「EViSTEP®」に興味をお持ちの方は、お気軽にお問合せください。
What is Exosome ?エクソソームとは
Exosomeは、細胞から分泌される50~150nmΦの細胞外小胞(Extracellular Vesicles:EVs)の一つであり、血液、尿、母乳、唾液、脳脊髄液などの様々な体液中に存在することが知られています。Exosome の内部にはタンパク質、mRNA、microRNA、DNA等の情報伝達物質が含まれています。細胞外に分泌されたExosomeが他の細胞に取り込まれることで、これらの情報伝達物質が細胞間を移動し機能するため、Exosomeはがんの転移、血管新生など様々な疾患に関与すると考えられています。そのためExosome研究は、新たな治療法・診断法の開発につながる可能性が高く、非常に期待されています。
エクソソームによる細胞間での情報伝達

現在報告されているエクソソーム研究の領域

About Autoevis®全自動回収機Autoevis®紹介


仕様
原理 | 抗体結合磁性粒子による抽出 |
---|---|
サンプル 使用量 |
~500μL(血清, 血漿, 尿, 唾液, 培養上清など) |
サンプル数 | 1バッチ6サンプル |
時間 | ~60 min |
Autoevis®回収原理

- ❶サンプル(検体)に自社製処理試薬を添加し、自社抗体結合磁気ビーズを加える。
- ❷免疫沈降(IP; ImmunoPrecipitation)によってEVsを回収する。
- ❸磁石で磁気ビーズを吸着させ、上清を取り除く。
- ❹吸着物を洗浄する。
- ❺-1磁気ビーズからEVsを溶出させ、解離したEVsを回収する。
- ❺-2磁気ビーズ上でEVsを破砕させ、EVs内包物を回収する。
Advantage of EViSTEP®EViSTEP®の有用性
弊社が開発した技術「EViSTEP®」を利用した実験データを示します。
EVs回収用磁気ビーズ表面上のSEM写真

EViSTEP®により、より多くのEVsが回収可能です。
EVs由来mRNAの回収量

EViSTEP®で処理を行うことにより、未処理に比べ回収量が増大し、他キットに比べてバラつきも軽減されます。
様々な検体種におけるEViSTEP®でのEVsの回収

EViSTEP®は、様々な検体に対してEVs回収効率を向上させます。
血清中RNA腫瘍マーカー探索における活用例

検体に対する強み(他のEVs回収法との比較)
超遠心 | アフィニティ | ポリマー沈殿 | ゲル濾過精製 | EViSTEP® | |
再現性 | - | ++ | + | ++ | ++ ~ +++特に検体 |
純度 | - | ++ | - | ++ | ++ ~ +++特に検体 |
検体種 | ++ | - ~ + | ++ | ++ | ++ ~ +++特に検体 |
保存 | ※ | ※ | ※ | ※ | ++ |
スループット 自動化 | - | + | + | + | +++自動機あり |
※情報なし
注)本比較表は当社独自調査によるものです。条件によって結果は変化いたしますので、各方法の性能を保証するものではございません。
EVsの保存安定化作用


EViSTEP® × H.U.Group TechnologyEViSTEP® × H.U.グループ中央研究所の技術
EViSTEP®と弊社が所有する他のTechnologyと組み合わせることで、
皆様のExosome研究に更なる発展を提供いたします。
※本技術は研究目的のみに使用可能です。

事業・アライアンス/パートナーシップモデル
- ・抽出と解析
- ・バイオマーカー探索
- ・Liquid Biopsy / CoDx
- ・機能性EVs, 改変EVs
- ・H.U.グループ技術・IPのライセンス、移管
- ・受託解析・独自測定系の構築
- ・検体採取(採血)・前処理からの研究計画策定支援
Collaboration共同研究
Baylor College of Medicineとの研究
H.U.グループ中央研究所(旧 みらか中央研究所)、Baylor Genetics Laboratories、ベイラー医科大学によるリキッドバイオプシーに関する共同研究契約締結のお知らせ [PDF:607KB]